1、打撃式の空気砲
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外部からの打撃により、短時間のうちに空気を送り出すタイプです。
空気を送る量は箱の変形量とほぼ等しいので 打撃に対応して変形し、徐荷に伴い元の形に復元できる柔軟な構造をしています。
このタイプは空気を押し出す量を増やしにくく、また毎回同じ量を出すのもに訓練が必要です。
しかし渦輪の初速が早く きれいな渦輪を作りやすいので 初心者向きの空気砲といえるかも知れません。
2、押し出し式の空気砲
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空気を圧縮する部屋がシリンジ状の本体なのが特徴です。シリンジを動かす量で空気の量を決められます。
大きな渦輪をつくるのに充分な量の空気を供給しやすく、また毎回同じ量にコントロールしやすいのですが、内部をスムーズかつ空気漏れなく作るには技術が必要です。
また押し出す空気量が多くなると大きな力が必要となり、渦輪の初速が遅くなりがちです。
以上により 工作例を見ることは少ないですが、精密制御が可能なため、空気砲の産業への応用や研究利用の多くは このタイプです。いうならばプロ向けの空気砲でしょう。
3、ゴム式の空気砲
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このタイプは外部からの力を直接使うのではなく、一度ゴムにエネルギーを蓄えます。伸びたゴムが戻る力を利用して 大量の空気を一瞬で送り出すことが可能です。
大きな力に耐えられるよう比較的強固な本体と 柔軟なダイヤフラムをもった構造が特徴です。
押し出す空気量と初速とのバランスが良いのか、渦輪を遠くまで飛ばす場合、(特に海外の事例では)このタイプが多いように感じます。
今回は以上のように比較しましたが、どのタイプが優れているというものではありません。目的(競技内容)や材料等の特性にあわせて、また自分のお気に入りを見つけて使い分けて下さいね。
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1、打撃式の空気砲
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